
手打ち蕎麦 いしおとへ、ようこそ。
カウンターと小上がりで、十四席。それだけの小さな店です。
毎朝、店の奥で石臼を回し、その日に打つ分の粉だけを挽きます。
昼と夜、二度だけのれんを出します。そばが無くなりましたら、そこで店じまいです。

そば屋で言う、挽きたて・打ちたて・ゆでたて。その三つとも、この店の中で起こります。
だから粉では仕入れません。殻のついたままの玄そばで仕入れ、毎朝、この石臼で挽きます。
挽きぐるみは香りが立ち、さらしなは喉ごしが澄む。二八(にはち)の日も、十割(じゅうわり)の日もあります。
粉の様子は日ごとに変わりますから、水の加減は手で決めます。同じ日は、一日もありません。

もり、かけ、天もり、鴨南ばん、おろしそば。
そばがきに、板わさ、焼き味噌。お酒は、そばの邪魔をしないものを数本だけ。
夏はすだち、冬は鴨。品書きには、その季節に置けるものだけを並べます。
大盛りは、その日の打ち上がり次第。早じまいの日もございますので、お早めにどうぞ。

かえしは、醤油とみりんと砂糖を合わせ、甕(かめ)で二週間ほど寝かせます。角が取れて、まるくなる。
だしは、本枯れの鰹節をその日の分だけ削って引きます。厚削りと薄削りを、季節で使い分けます。
もりのつゆは、少し辛口に。そばの先だけを浸して、手繰(たぐ)ってみてください。
薬味は、さらしねぎと本わさび。お帰りの前に、そば湯をお持ちします。

一枚目は、つゆを付けずに食べてみて。そう言われて、初めてそばの香りが分かりました
昼に一枚、帰りにもう一枚。近所にこんな店があるのが、うれしい
そば湯まで含めて一つの食事なんですね。最後の一杯が、いちばん好きです

昼は十一時半から、夜は五時半から。そばが無くなり次第、のれんを下げます。
席は十四。混み合う時間は、少しお待たせすることがあります。ご予約は、夜のお席のみ承ります。
最後に、そば湯をお出しします。それを飲み終えるまでが、うちのそばです。
【営業時間】11:30〜14:30 / 17:30〜20:00(水曜定休)
【所在地・お電話】開業に合わせて、ご案内します。
最新のお知らせや、日々の様子はこちらから。